ケアマネSAPPORO研修報告 inしろいし
掲載日:2022.07.19
札幌市介護支援専門員連絡協議会の会員の皆さま。
いつも当会の運営に対して、格別のご理解とご協力を賜り、ありがとうございます。
この度、白石区支部にて令和4年度第1回目の定例研修会を開催いたしましたので、報告いたします。
・日時:令和4年7月14日(木)18:30~20:00(ZOOM開催)
・テーマ:『障害福祉サービスの基礎知識、診療報酬改定と医療・在宅の連携』
・講師:札幌渓仁会リハビリテーション病院 地域連携室 桑原 和也 様
「障害福祉サービスの基礎知識/診療報酬改定と医療・在宅の連携」というテーマで、札幌渓仁会リハビリテーション病院のMSW桑原 和也先生にご講義をしていただきました。
講義していただいた桑原様、ご参加された皆さま、ご多忙の中有難うございました。
障害者手帳の申請の流れや手帳取得によるサービス利用として、医療費助成や税の控除・減免、各種助成と手当などついて、ご講義をしていただきました。手帳取得は「生活しやすくするため」の補助につながりますが、利用者の心理的影響や病院側からの投げかけがないため、該当者であっても申請していない状況もあるようです。
ケアマネへのアドバイスとして診察時に医師へ障害手帳の該当にならないか相談すること。それにより、申請、手帳取得と利用者の益につながる可能性があることも学びました。
また、当該病院では、障害を抱えている方への自動車運転評価や支援について講義で触れており、適正相談の対象者となる基本的疾患についてもご講義頂きました。適正評価を受けない状況での事故による刑罰等のご講義を頂き、利用者だけはなく、取り巻くご家族にも注意が必要な事柄だと感じました。
連携に関しては、だれに相談したいか、相談しやすくとも中身が伴っているのか等で「圧倒的な信頼関係」が大切なことをご講義頂き、その為には自己理解と他者理解の必要性や達成する目的(利用者がどのような生活をしたいと思っているのか…等)を見失わないことを学ばせて頂きました。
以上、簡単ではございますが、研修の報告とさせていただきます。
また、今後も様々な研修を企画し、参加される皆さまに実りある機会としていただければと思いますので、是非、ご参加していただけるようお願い申し上げます。
報告 豊年 博之(白石区支部長)