令和6年度 ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part3

掲載日:2025.02.04

令和6年度 ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part3

令和6年度 札幌市介護支援専門員連絡協議会 手稲区支部定例研修

日 時    令和7年1月28日(水)14:00~16:00

場 所  手稲区民センター

テーマ  「スーパービジョン研修」                                       
                  スーパーぶじょんの実践~バイジー体験からみえるもの~
   

講 師 社会福祉法人禎心会 介護老人福祉施設ら・せれな
                  施設長  村上 文彦 様

 

 第4回の支部研修(手稲区第1・2包括支援センター、主任ケアマネ有志の会の共催)でした。手稲区以外からもご参加いただきありがとうございます。

 今年度手稲区支部では「対人援助職の価値観」に関する研修を行っており、今回のスーパービジョン研修はまさに集大成とも言える内容でした。講師の村山様からは、スーパービジョンの重要性、ケアマネジャーにスーパービジョンが必要な理由等の講義がありました。

 中でも印象的だったのは、バイジーの価値観ばかりに焦点を置くのではなく、倫理綱領・行動規範に焦点を置くということです。しっかりとバイジーとも共有することで、バイジーが価値観を否定されたと感じることにもつながりにくく、専門性の向上につながりやすいと学びました。また、職場において、スーパービジョンの効果にばかり拘るのではなく、スーパービジョンを行える環境を整えることが大切であるとも学びました。多忙な業務の中で、環境を整えることは非常に重要なことだと考えます。

 グループワークは2人一組で事例に基づき、スーパービジョン体験行いました。スーパービジョンを意識し続けて演習している方、スーパービジョンではなく事例検討になっている方、バイザーが自らの考えを伝えてしまっている方も見受けられました。

 各々がスーパービジョンに対して何らかの気付きを持てたと考えます。また、「こんなバイザーは嫌だ」というお題でのセッションもあり、笑いもありましたが、同時に自身のバイザーとしてのあり方を振り返る機会にもなったのではないでしょうか。

 今後、スーパービジョンを行える環境が整えられ、職場内だけではなく、区内の事業所同士でもスーパービジョンを行い合える環境になれたらと考えます。

報告者支部役員:鈴木

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