令和6年度 ケアマネSAPPORO研修報告

掲載日:2025.02.14

令和6年度 ケアマネSAPPORO研修報告

第2回全体研修・ケアマネ資質向上研修会

日 時:令和7年1月28日 18:30~19:50

テーマ:「社会動向からこれからの社会保障・次回報酬改定を知る ~未来を生き抜くためにどう考え、行動するのか~」

講 師:ふくしのよろずや 神内商店 代表 神内秀之介 氏

 

遅くなりましたが、先月開催しました介護保険サービス事業所連絡協議会との共催による第2回全体研修の報告です。

 

 初めて聞いた時はまだ先のようにも感じていましたが、いよいよ超高齢化社会や労働力不足が課題である2025年問題の年を迎え、大変考え深いテーマの講義となりました。

 少子高齢化と人口減少、年金支給額の低下、医療・介護費用の増加といった財政負担の増加により社会保障制度の持続可能性が危ぶまれていること。どの産業も共通ではありますが担い手や人材不足の課題。また働き方の進化により、業界でもAIなどデジタル技術の活用やリモートワークの普及により自動化や効率化が進んでいる状況のなか、成果主義やスキル評価の重要性も高まってきていること。

 そのような社会動向から未来や次回報酬改定の準備にあたり、デジタル技術の進化に適応できるよう、デジタルスキルやリスキリングの継続といったスキル強化とコスト削減を図ることが必要となってくること。そのほか、生活困窮者や孤独・孤立、空き家問題、コミュニティの弱体化などに対しての支援など、中・長期的なアクションが課題解決のため「やるべき仕事」や目指すべき方向性について講義をして頂き、色々と考えさせられた内容でした。

 

 個人的ではありますが、講義の中でケアマネジャーの担い手不足や担当件数の引き上げは正にそのような背景であり、今後は一人のケアマネジャーが多くの利用者を支えていかなければならない状況であり、今まで以上に自立支援や要介護状態悪化の防止のため、より成果を上げながら効率よく多くの利用者のケアマネジメントを担えるようICT等を活用していく必要性を強く感じた講義でした。

 

最後に、お忙しいなか講師を引き受けて頂きました神内様、ありがとうございました。

また運営に携われましたサービス事業所協議会の皆さま、当協議会の研修委員の皆さま、ありがとうございました。

 

報告   広報委員長 大木雅広

令和6年度 ケアマネSAPPORO研修報告
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