ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part1

掲載日:2025.06.23

ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part1
令和7年度 第1回 手稲区定例研修会 研修報告

日 時 :令和7年6月13日(金) 18:20~20:20

場 所 :手稲区民センター

テーマ :介護サービス事業所向け「認知症サポーター養成講座」
  ~医師から伝えたい認知症~

講 師 :医療法人渓仁会 手稲家庭医療クリニック
             センター長  小島 一 様

 

 第1回の支部研修(手稲区通所サービス連絡会およびSKT365手稲の共催)でした。手稲区以外からもご参加いただきありがとうございます。

 今回は3団体合同での認知症サポーター養成講座を開催致しました。背景としては、近年の変化の速い医療・介護現場において、認知症ケアの知識・技術の刷新が不可欠であるからです。

 小島様からは、認知症の症状や種別、認知症の原因となる病気について医師の視点で説明いただきました。中でも【認知症の初期症状と本人の気づき、そして周辺症状の本質とは何か】という内容が印象的でした。例えば、認知症の本人が「困った」と言っていた場合、「どうしましたか?」と返答するのではなく、「大丈夫ですよ」と落ち着かせようと対応していませんか。本人の視点で考えると、困っているのに大丈夫と言われる訳です。却って本人の気持ちにより沿っていないのではないでしょうか。本人の視点で考えていくことで、これまで行ってきた対応を振り返る機会になったと考えます。

 小島様の講義を聞いた上で、「認知症施策の動向」「認知症の方の気持ち」「認知症の方を支えるご家族の気持ち」「ディスカッション」「手稲区の取組み・認知症サポート」に関する内容を、各講師から聞くこと、よりイメージを具体的にすることができました。48名の参加者も、所属機関種別に偏りなく、多くの方が本テーマに関心を持っていることを実感しました。更に【新しい認知症観】【認知症の方への“意思決定支援”のポイント】等の説明もあり、参加者にとって実りのある研修だったと考えます。講師の皆様、大変ありがとうございました。

 報告者支部役員:鈴木

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