ケアマネSAPPORO研修報告 inあつべつ part1
掲載日:2025.09.05

令和7年度 第1回 厚別区支部定例研修会 研修報告
日 時 :令和7年9月3日(水) 18:00~20:00
場 所 :厚別区民センター 2階 区民ホール
テーマ :「みんなで考えよう!~厚別区の現場から学ぶ~
Pert1つなぐ入退院支援」
9月3日に開催した令和7年度第1回厚別区支部定例研修会「みんなで考えよう!~厚別区の現場から学ぶ~Part1 つなぐ入退院支援」の報告を致します。
本研修はMSW協会D支部とのコラボ開催で医療機関や居宅介護支援事業所、地域包括支援センターの実践報告からのグループワークを実施しました。
≪実践報告≫
・急性期病棟における入退院支援
札幌徳洲会病院 大森 英介 様
・地域包括ケア病棟における入退院支援
交雄会新さっぽろ病院 千葉 俊介 様
・回復期病棟における入退院支援
新札幌パウロ病院 佐久間 聡 様
・包括への入院相談から退院後の支援
厚別区第2地域包括支援センター 武者 茜 様
・居宅への入院相談から退院後の支援
交雄会ケアプランセンター 坂本 ひとみ 様
医療、介護の連携の中でモヤモヤすることってあるよね?連携を深めていこう、ということで新型コロナ前は顔の見える関係づくりを厚別区で実施していました。ところが、新型コロナの影響によってその機会が失われ、人が変わり、制度が変わり時間の経過とともにモヤモヤが濃い霧へと変化していきました。看護師、相談員、リハ職、CMなどの他職種が集まり以前のような顔の見える関係を、と考えMSW協会D支部と共に今回の研修を開催しました。
久しぶりの他職種連携による研修会ということもあってケアマネ連協からは24名、MSW協会からも多数の参加者がおり、大盛況でした。
研修ではそれぞれの所属している機関からの実践報告があり、入退院時に困っていることや各機関の機能を紹介。実例も挙げてもらいながらこういうことしてくれるとありがたいな、嬉しいななど切実な思いも述べて頂きました。
グループワークでは相談員、看護職、リハ職、CMがグループに入るよう組立て「お互いざっくばらんに聞きたいこと話しましょう!」をテーマとしました。かなり話が盛り上がって時間が足りないくらいの印象でしたが、それでも抱えている思いを少しは出すことができたのではないでしょうか。おそらく喧嘩っぽくなったところはなかったはずです(笑)
何よりも他職種が顔を合わせられたということに大きな意義がありました。お互いの連携を深めることはより良い利用者支援や効率的な業務展開に繋がり、働く人たちが不利益を被らないような仕組みができるものと信じています。
モヤモヤは多分なくなることはありませんが、モヤモヤが薄くなることはできるはずでそれが今回の研修であったり顔の見える関係づくりであったりするのだと思います。継続的にこのような機会を設けられると良いな、と感じる研修となりました。
以上簡単ではありますが、令和7年度第1回厚別区支部定例研修会の報告とさせていただきます。
札幌市介護支援専門員連絡協議会厚別区支部
酒井 崇