ケアマネSAPPORO研修報告 第2回ケアマネ資質向上研修会・全体研修

掲載日:2022.01.28

ケアマネSAPPORO研修報告 第2回ケアマネ資質向上研修会・全体研修

 札幌市介護支援専門員連絡協議会の会員の皆さま。いつも当会の運営に対して、格別のご理解とご協力を賜り、ありがとうございます。

 令和4年1月26日に札幌市介護保険サービス事業所連絡協議会と共催し開催しました「第2回ケアマネ資質向上研修会・全体研修」について報告させていただきます。 

 先ずは、介護に関わる全ての皆様方におかれましては、新型コロナウイルスの感染防止及び高齢者支援にご尽力してきたことと思います。今は、オミクロン株が各地で流行していますので、より一層感染予防対策に気を引き締めながら業務に邁進していただければと思います。

 さて、今回の研修テーマは、「業務継続に向けた取組の強化~感染症及び災害のBCP作成のポイント~」として、ふくしのよろずや神内商店合同会社 神内 秀之介 先生にご講義をいただきました。神内先生からは、令和3年度の介護保険法改定における「業務継続に向けた取り組みの強化」の説明、業務継続計画(BCP)の考え方、実際のBCP作成から委員会や研修会・シミュレーションの実施方法までお話しいただきまして、身近な事例を用いながら大変わかりやすく有意義な内容でした。神内先生からは、「BCPを何もないところから作って委員会などの開催に繋げていくことは大変である。厚労省から出ているものなどを参考にしてまずは作成し、事業所や地域性に即してブラッシュアップしていくことが重要である」との話がありました。

 研修の冒頭でZoom機能の投票機能を活用し、BCP作成事業所の割合を確認させていただきましたが、まだ8割弱の事業所は作成していないという結果でした。どの事業所も同じスタートラインだと思いますので、先ずはBCPを作るところから始めていただければと思います。最後に講義後に神内先生は、「既にBCPを作成している所は介護事業所関係が多い。まだ居宅事業所は進んでいないように思うがこれからに期待したい」というお言葉をいただけました。

 

今回ご参加いただいた皆様、ご講義いただきました神内先生ありがとうございました。

報告 伊藤 和哉(白石区支部長・研修委員)