ケアマネSAPPORO研修報告 in とよひら Part3

掲載日:2022.03.24

ケアマネSAPPORO研修報告 in とよひら Part3

札幌市介護支援専門員連絡協議会の会員の皆さま。
いつも当会の運営に対して
、格別のご理解とご協力を賜り、ありがとうございます。

さて、札幌市よりケアマネジメントリーダー活動支援事業の委託を受け、昨年12月から主任介護支援専門員を対象とした、各区の主任介護支援専門員と介護支援専門員に関するケアマネジメントの現状と課題に対して、主任介護支援専門員の資の向上を目指した研修を開催していますが、先日豊平区で開催しました定例研修会について報告します。

 

・日 時:令和4年3月18日(金)17:30~20:30(ZOOM中継で開催)

・テーマ:「高齢者を見守る地区組織を知り、連携していくために」

・講 師:豊平区社会福祉協議会 次長 西川 圭 氏

 

豊平区では、札幌市が行った「介護保険サービス提供事業者調査」において、業務を進めるうえで「地域との連携」に対して困難や不安を感じると回答した介護支援専門員が多く占めていたこと。区内の主任介護支援専門員の有志の会のなかで、「インフォーマルサービスが不足していることで、サービスの検索や調整等に時間を要する」との意見から、地域の各関係機関の連携体制の構築が課題と考え、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられるよう支援するため、高齢者を見守る地域組織やインフォーマルサービスなど、各組織や互助の仕組みを学び連携につなげることをテーマとして開催しました。

 今回もZOOM研修でしたが、具体的な取り組み事例やボランティアなど各組織の紹介や説明を交え、都度講師の西川様より参加者へ問いかけやコミュニケーションをとりながらの講義だったこともあり、まるで集合・対面形式での研修かと思うような白熱した雰囲気での講義でした。そのなかでも特に、「意外に家族や地域内の支援があるため、地域のアセスメントをすること」「地域包括ケアシステム実現のために地域とのタッグが必要で、地域の福祉の力を育てること」が重要であるという話しが印象深く、とても有意義な講義でした。

 また講義後のグループワークでは、さすが主任介護支援専門員の皆さまということで活発に意見交換されており、北海道ならではの問題である大雪や除雪の問題のほか、ゴミ屋敷の対応や買物支援について講師へ多数の質疑応答があり、研修終了後の感想では、「知らなかった社会資源を知ることができた」「もっと社会福祉協議会と相談や連携し繋がることの重要性を理解した」と好評の声が多数あり、区内で考えられる課題解決の切っ掛けになると感じました。

 最後になりますが、お忙しいなか講師を受けていただきました西川様、限られた時間のなかでボリュームのある内容の講義をしていただきまして、本当にありがとうございました。また、今回もチームZOOMメンバーの協力と支部役員の連携により、無事に定例研修会を終えることができました。改めて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

報告 大木雅広(豊平区支部長・広報委員長)

ケアマネSAPPORO研修報告 in とよひら Part3
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