ケアマネSAPPORO研修報告 第4回資質向上研修

掲載日:2023.03.07

ケアマネSAPPORO研修報告 第4回資質向上研修

令和4年度 第4回資質向上研修会
令和5年2月14日(火) 18:30~20:00 WEB開催

テーマ:『法定研修と法定外研修の位置付けをどのように考えるか』〜新法定研修カリキュラムの動向を踏まえて〜

講 師:小濱介護経営事務所  代表取締役  小濱 道博 氏 

 

令和4年度資質向上研修は全4回行われます。

その最後を飾る講師は小濱介護経営事務所 代表取締役 小濱 道博先生。小濱先生は日本全国でBCP、LIFE、運営指導対策などの介護経営コンサルティングを手がけています。また、セミナーの講師実績は、北海道から沖縄まで全国で年間250件以上。出身が札幌市なので、私たちにもゆかりがございます。書籍も多数出版されており、介護に関する幅広い知識をお待ちの小濱先生に『法定研修と法定外研修の位置付けをどのように考えるか 〜新法定研修カリキュラムの動向を踏まえて〜』とのテーマで90分講話していただきました。

研修参加希望者が殺到し、あっという間に100名の定員に達したことも、注目の研修である表れです。

 

ケアマネジャー法定研修の見直しは法定外研修で実践力を養成することを前提に、カリキュラムの時間数は増やさず、継続研修への接続を意識した幅広い知識の獲得に重きを置いた時間配分に見直されます。

介護保険部会が取りまとめた『介護保険制度の見直しに関する意見』等からも法定研修のカリキュラム見直しについてもわかりやすく講話をしていただきました。

倫理、医療、在宅での看取り、8050問題、ケアラー、仕事と介護の両立支援など多様性に対応できることが私達ケアマネジャーがより求められています。

介護サービス全体として、科学的介護が推進されているところ、ケアマネジメントについてもケアプラン情報の利活用を通じて質の向上を図っていくことが重要とのことです。

 

新法定研修カリキュラムの動向は令和6年制度改正と連動していることを教えていただきました。来年からは更に根拠のあるケアプランの作成を求められます。特に印象に残った講話で『ケアプランの根拠はエビデンス、エビデンスは数値、数値はLIFE』と…私たちは今からLIFE等に意識するなど、今回の研修を通し、今から行うべきことが見えてきたと思います。

法定研修の見直しのポイントから私たちは専門職としてどのように研修に向き合い、ケアマネジメントをしていくか一緒に学べた90分でした。

小濱先生、貴重なご講話、ありがとうございました。

本研修に出席された皆様、お疲れ様でした。

 

 

報告  高松 誠(市選出理事・研修委員)

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