ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part5

掲載日:2023.03.15

ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part5

令和4年度 札幌市手稲区 主任介護支援専門員資質向上研修会 研修報告

 

日 時:令和5年3月7日(火) 18:30~20:30(ZOOM開催)

内 容:「地域での新任CM育成~令和の新任ケアマネは法定研修で何を学ぶのか」

講 師:社会福祉法人禎心会 居宅介護支援事業所ら・せれな 尾崎 哲 氏

 

今回の研修は、介護保険最新情報Vol.958と適切なケアマネジメント手法が求めている事の共通点とは何か。新しい法定研修カリキュラムを見据えて、法定外研修をどのように考え、主任介護支援専門員が考えるべきことは何か。について講義とグループワークを行いました。

講義は次の内容でした。
「適切なケアマネジメント手法」から導き出される「支援内容」と、全人的な理解をもとにした「その人にとっての自立した生活」につながる「目標や方針」を融合させた「個別性の高いケアプラン」を目指していくこと。
今後、法定研修は知識を教える場となっていくことが予想され、その知識を使えるように落とし込むことは現場に任される。
地域での研修もそこに合わせて今までのその都度のテーマから変化していく必要性がうまれる。経験年数や法定研修間で何を学ぶのかといった共通認識を地域で一致させていく必要性がでる。
それを実践するのは主任ケアマネであり、地域の主任ケアマネがそれらの事について「語れる力」が必要になる。

グループワークでは、下記のテーマで話し合いました。
皆さん自身がケアマネジメントってこういうことかとしっくり来た時ってどんなときでしたか。
その体験は誰が提供してくれましたか。
今の新人に必要な体験ってどんな体験でしょう。
法定研修の間で新人ケアマネに学んでほしい事や体験してほしい事はどんなことですか。

・ご利用者様、ご家族様と一緒にどういった生活をしていくか、すり合わせをして、達成した時にケアマネジメントがしっくり来た。
・適切なケアマネジメント手法はマニュアル化してしまいそう。その方の大事な価値観などを置き去りにしないよう、その人らしい生活に重きを置くことを忘れないでいたい。
・新任ケアマネさんには、利用者や関係機関スタッフと一緒に達成感を味わえるような成功体験を味わってほしい。
との回答がありました。

今回、ご協力、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
以上、簡単ではございますが、研修の報告とさせていただきます。

 

報告  曽我部 究(手稲区支部)

ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part5
ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part5
ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part5
ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part5