令和6年度 ケアマネSAPPORO研修報告 inあつべつ part3
掲載日:2025.02.03
令和6年度 札幌市介護支援専門員連絡協議会 厚別区支部定例研修
日 時 令和7年1月30日(木)13:30~14:45
開催形態 Zoom開催
テーマ 「ケアマネージャーに知ってほしい福祉用具の世界」
講 師 株式会社山田建築 はるのひ 田村 拓也 様
実はそんなに知らない他介護保険サービス事業所の仕事の中身や仕組み、困っていることなどなどケアマネージャーとしてサービス事業所とより良い関係の中で仕事をするためには相手のことを知らなければなりません。今回は福祉用具貸与事業所の世界を知るため本研修会を企画しました。
今回はZOOM、月末で日中開催ということでしたが、18名の参加を頂きました。
研修では福祉用具貸与事業所ってどういう流れで商品を準備してもらい、引下げをしているのか、卸業者が存在し、そこから場合によっては介護保険利用に繋がらず福祉用具事業者が利用料の負担だけ強いられるケースがあることなど知らない世界がありました。
更に福祉用具専門員から生の声をアンケート集計し、紹介。特に多かったのが、デモ利用の期間が長い点。デモ利用の期間が長いことに困っているのではなく、それを当たり前に思っているケアマネージャーがいるということでした。もしかしたら福祉用具事業所の仕組みを知らないからこそ起きている問題なのかもしれません。
かなり問題だと感じたのが、個人的な連絡先を聞かれたり仕事以外の内容の電話が業務外の時間に来たり、食事の誘いやプレゼントをもらったりと、そもそもモラルに関わるようなエピソード。他にもたくさんの声があり日々苦労していることを知る良い機会となりました。
一方でケアマネも思うところについてサービス終了後いつまで経っても福祉用具を引下げしない等の意見がありました。それについては専門員の資質というところでケアマネも福祉用具専門員も資質の向上は必要だと強く感じたところです。
今回の研修を通じて同じ介護保険制度でも種別によって業務の更に奥にある縛られていることの違いを改めて思い知りました。私たちケアマネージャーだけではなく全ての利用者支援に携わる人たちがチームとして機能するためにはお互いのことをよく知ることなのだと感じさせる研修だったと思います。
以上簡単ではありますが、令和6年度第3回厚別区支部定例研修会の報告とさせていただきます。