ケアマネSAPPORO研修報告 inひがし part1
掲載日:2025.09.24

令和7年度 第1回 東区支部定例研修会 研修報告
日 時:令和7年8月26日(火) 18:30~20:15(東区民センター)
テーマ:「カスタマーハラスメントの実態や傾向と法的知識について」
~実際にハラスメントを受けた時の対応は?~
講 師:ゆいと法律事務所 代表 石塚 慶如 様
今回の研修では弁護士の石塚先生をお迎えして、カスタマーハラスメントに関する法的な知識や実際に受けたハラスメントへの対応、そもそもカスタマーハラスメントとクレーマーの違いは?等について学び、改めて考えを深めることができました。
労働政策総合推進法第33条に(令和7年改正)には、カスタマーハラスメントの定義が明確に記されており、①顧客、取引先、施設利用者その他の利害関係者が行う、②社会通念上許容される範囲を超えた言動により、③労働者の就業環境を害すること。とされているということでした。
具体的な事例により、これはカスハラに該当するのかしないのか?なぜカスハラに対応する必要があるのか?私たちの就業環境を守るために具体的な対応が必要であることを再度確認することが出来ました。また最終的な対応としての契約解除となる前にできる工夫や、契約者や重要事項説明書に事前にカスハラに対する内容を取り入れる等の準備、指定基準との整合性等、盛りだくさんの講義となりました。
後半にはグループワークもあり1,自分が受けた「カスハラ」の共有 2,自分が受けた「カスハラ」にどのような対応をしたかの共有 3,「カスハラ」の予防や対応の工夫 についてグループで話し合い様々な事例の話がでて大変興味深く話は多いに盛り上がりました。入所系では本人の保護の観点もあり対応が難しいことも多くあるようで現場で苦悩しているケアマネの姿も浮かび本当に考えさせられました。
研修に参加された皆様お疲れ様でした。
石塚先生、貴重なご講義大変にありがとうございました。