ケアマネSAPPORO研修報告 inみなみ part2

掲載日:2025.10.21

ケアマネSAPPORO研修報告 inみなみ part2
令和7年度 第2回 南区支部定例研修会 研修報告

日 時 :令和7年10月16日(木) 18:30~20:30

場 所 :南区民センター 大ホール

テーマ :『医療とケアマネの連携について』
        ~お互いの仕事、知っていますか?~

講 師 :・ときわ病院 医療福祉相談員     竹内 野乃花 様
     ・札幌共立五輪橋病院
           医療ソーシャルワーカー  高澤 聡子 様
     ・勤医協中央病院 医療福祉課 係長  西村 響子 様
     ・札幌南整形外科病院 医療相談室長  保科 里香 様

 

 

 本年度第2回目の定例会は、昨年度に引き続き南区第1・2・3地域包括支援センターとの共催にて開催いたしました。

 研修テーマは「医療と介護の連携」とし、南区を中心とした医療機関の取り組みや、いわゆる「シャドーワーク(本来業務を超えた支援)」の実際についてご講義をいただきました。

 講義では、医療保護入院の具体的な進め方、身寄りのない方への支援、生活困窮者への低額診療の仕組み、外来患者に対する多職種連携支援、さらに様々な社会背景を持つ方への対応など、多岐にわたる事例を通して医療機関の実情をご紹介いただきました。

 これまで知る機会の少なかった医療現場の困りごとや、職種を越えた支援の実際を学ぶことで、我々ケアマネジャーにとっても多くの気づきが得られました。特に、どの講師からも「その方の生活を支える」という共通した思いが語られ、医療・介護それぞれの立場で同じ目的に向かっていることを改めて実感する機会となりました。連携を深めることで、お互いのシャドーワーク的要素を軽減し、より効果的な支援につながることを確認できました。

 当日は、医療機関42名、ケアマネジャー69名、計111名の参加があり、16グループに分かれてのグループワークを実施しました。各グループでは活発な意見交換が行われ、職種を超えた交流を通して「顔の見える関係づくり」の一歩を踏み出すことができました。

 医療と介護の連携は長年の課題であり、まだ十分とは言えませんが、今回の研修会は互いの業務理解を深め、今後の連携強化に向けた有意義な機会となりました。

 

報告者:南区支部役員 山内 智徳

 

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