ケアマネSAPPORO研修報告 inあつべつ part2
掲載日:2025.10.28

令和7年度 第2回 厚別区支部定例研修会 研修報告
日 時 :令和7年10月6日(月) 18:30~20:30
場 所 :厚別区民センター 区民ホール
テーマ :「~シャドーワークから考えるケアマネジャーの役割について~」
札幌市介護支援専門員連絡協議会厚別区支部では、10月6日に株式会社ケアレジェの高松様を講師にお招きし、「シャドーワークから考えるケアマネジャーの役割について」をテーマとして研修を開催しました。
講師からは、ケアマネジャー業務の中で表に見えにくい支援や負担がどのように存在しているか、またそれをどのように意識化し、チームで共有していくかについて具体的な事例を交えて講話をいただいた。
参加者からは、日常の業務において契約外の支援や緊急時の対応など、制度では想定されにくい場面での苦労が多いことが挙げられた。
特に、利用者宅の環境整備、入院時や死亡時の緊急対応、家族不在時の調整など、ケアマネジャーが柔軟に対応せざるを得ない状況が共有された。また、ペットの世話や住宅の片付けなど、生活全体に関わる支援が求められる場面もあり、「どこまでが業務なのか」「どのように他機関と連携していくか」といった課題が改めて浮き彫りになった。
グループワークでは、これらの実例をもとに活発な意見交換が行われた。「自分では当たり前に行っていた支援が、他の人から見ると大きな負担であることに気づいた」「一人で抱え込まず、地域包括支援センターや関係機関と共有することが重要」といった意見が多数挙がり、各自が自分の業務を見つめ直す機会となった。
参加者からは、「実践に即した内容で非常に分かりやすかった」「講師の話に加え、他のケアマネジャーの経験を聞くことで新たな視点を得られた」との声が多く聞かれ、講話・グループワークともに大変盛り上がり、内容の充実した研修となりました。



