ケアマネSAPPORO研修報告 inひがし part2
掲載日:2025.12.04

令和7年度 第2回 東区支部定例研修会 研修報告
日 時:令和7年11月18日(火) 18:30~20:00(東区民センター)
テーマ:「活用できていますか?適切なケアマネジメント手法」
講 師:星槎道都大学(准教授)さっぽろ社会福祉事務所(代表) 北海道介護支援専門員協会(会長) 精神保健福祉士・主任介護支援専門員 大島 康雄 様
令和7年度 第2回の東区支部定例研修会を開催しました。
2024年4月からケアマネジャーの法定研修にも正式に組み込まれた「適切なケアマネジメント手法」を学んだ新人ケアマネジャーが続々と誕生しています。
今回は、北海道介護支援専門員協会会長の大島先生をお迎えし「適切なケアマネジメント」の基本的理解と研修指導者としての活用方法を学びました。
利用者像や課題に応じた適切なアセスメント(課題把握)が必ずしも十分ではない。重度者に対する医療との連携が必ずしも十分ではないとの現状説明がありました。
私達介護支援専門員は経験に基づき予測されることを想定してアセスメントを実施していますが、視点の抜け漏れなどを少なくするために参考となるものです。「基本ケア」及び「疾患別ケア」(脳血管疾患、大腿骨頸部骨折、心疾患、認知症、誤嚥性肺炎の予防)に分かれており、チェックリストのように活用して情報収集や調整に活用する事でケアマネジメントの水準を一定以上に確保できることと、アセスメントの抜け漏れを防ぐことができます。
後半は具体的な事例を用いて、高血圧、脂質異常症、脱水をキーワードに①アセスメント(何を確認するか)②相談、確認(連絡や、誰に確認をするか)など限られた情報で何が必要かを考えました。個人ワークのあと意見交換を目的としてグループワークを行い、グループワーク内では活発な意見交換がされており、とても有意義なものと感じられました。
今後実習生が入る際の指導時や、日ごろの業務の際に活用する事ができればと思います。
研修に参加された皆様お疲れ様でした。
大島先生、貴重なご講義ありがとうございました。

