ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part3

掲載日:2025.12.10

ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part3
令和7年度 第3回 手稲区支部定例研修会 研修報告

日 時: 令和7年11月27日(木) 14:00~15:30

場 所:手稲区民ホール

テーマ:「医療機関と介護支援専門員の意見交換会
            ~ACPの各機関の取り組みを知ろう~」 

情報提供:・手稲渓仁会病院 患者サポートセンター
           医療ソーシャルワーカー 主任      伊藤 友香理 様
     ・札幌秀友会病院 看護部 副看護部長  
         総合相談あい・ふらっと 管理者     赤澤 淑恵   様
     ・札幌秀友会病院 総合相談あい・ふらっと
                入退院専任看護師     川村 咲奈   様
     ・イムス札幌リハビリテーション病院
               医療相談室   管理者   沼田 考広   様
     ・秀友会介護保険相談センター    管理者   北村 光    様

 

 

 2024年度から介護支援専門員法定研修の新カリキュラムにおいて、ケアマネジメントにおける利用者への意志決定支援について重点がおかれるようになりました。今、意思決定支援に関連する必要なアセスメントができるのか、実践力が問われています。

 昨年度行った手稲区内介護支援専門員向けアンケートでは「ACP」について91%が知っている、81%の介護支援専門員が関わりについて必要と思っていると回答しました。一方、実際に研修で学んだことがあったのは3割程度で、ACPについて「知らない」「よくわからない」「医療が中心に行うもの」と考えている介護支援専門員が多いことがわかりました。

 今回の研修会では、手稲区内有床病院の医療ソーシャルワーカーや看護師及び居宅介護支援事業所管理者からお話を伺い、各機関でのACPの取り組みについて学びました。その後グループワークにて介護支援専門員がACPに関して課題に感じていることや、医療機関が介護支援専門員に求めること等について意見交換をしました。

 参加者からは「終末期に関わらず日頃の関わりの中でACPに関連するアセスメントを意識したい」との感想もいただき、今後の実践に活かせる研修会となりました。

 

報告者:手稲区支部役員 今井雪恵

 

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