令和6年度 ケアマネSAPPORO研修報告 inていね part4
掲載日:2025.03.24

令和6年度 札幌市介護支援専門員連絡協議会 手稲区支部定例研修
日 時 令和7年2月21日(金)18:30~20:00
場 所 手稲区民センター
テーマ 「認知症になっても穏やかに暮らせるまちづくり~手稲版」
講 師 巡る診療所 院長 飯田 智哉 様
手稲における認知症に関する取り組みや活動の理解を深める。
又、主任介護支援専門の役割として地域作りを考えていくためにも、認知症治療や区の現状と取り組みを知る機会を作るために本研修会を企画しました。
天気も路面状況も悪い中ではありましたが、居宅介護支援事業所などの他、非会員の方々もご参加してくださいました。総勢25名の参加者でした。ありがとうございます。
講義の中で《病院医療と在宅医療の違い》のお話しがありました。
病院医療とは、外来、入院、検査、治療、急性期の医療、必要不可欠な医療等であること。
在宅医療とは、通院が難しい方への医療(認知症、脳梗塞後、神経難病など)、最期を自宅で迎えたい方への医療(末期がん、老衰など)、慢性期+急性期の医療、自宅で「生きる」ことを支える事が在宅医療であることをお話しされました。
又、《認知症の方への在宅医療》とは、病識がなく通院を拒否する方や病状は安定しているが通院が困難な方、通院(精神科)はしていたが、通院が困難となった方等々への支援であることを学びました。
在宅医療には、本人や家族の意思決定を支援した上で本人にとって最善の治療方針をとる事が大切だと感じました。
その他、訪問診療でできること、認知症の方への訪問診療の在り方になどについて講義頂きました。
講師の飯田先生も強く語られていたのが「在宅医療への想いは、100世帯あれば100通りの希望に耳を傾け、寄り添い、自宅で「生きる」ことを支える。口だけじゃない、金儲けじゃない、真っ当な、心技体愛のある訪問診療を」という言葉が印象に残りました。
私たち主任介護支援専門員は日々利用者様に関わっていますが、改めて認知症への理解や支援について考えさせられる研修になりました。