ケアマネSAPPORO研修報告 inしろいし part2
掲載日:2025.10.22

令和7年度
札幌市白石区 主任介護支援専門員資質向上研修会 研修報告
(令和7年度 札幌市ケアマネジメントリーダー活動支援事業)
テーマ:白石区の社会資源について
講 師:札幌市白石区社会福祉協議会 事務局次長 金澤 崇史 氏
日 時:令和7年10月9日(木)15:00~16:30
場 所:白石区民ホール
令和7年度札幌市白石区主任介護支援専門員資質向上研修会に白石区はもとより、白石区外の主任ケアマネジャーの方々も含め、総勢30名の方にご参加いただき、ありがとうございました。
今回は、利用者の多様なニーズに応えるため、インフォーマルサービスやボランティア活動などの情報を知るとともに主任介護支援専門員として地域における多種多様な社会資源との連携を可能にするための基盤の構築を考えていくことを目的に、講師の札幌市白石区社会福祉協議会事務局次長の金澤氏より、白石区の社会資源について講話をいただきました。
内容としては、①社会福祉協議会(以下社協)は住民を主体としつつ、行政・各種専門機関などがネットワークを組んで互いに役割分担しながら解決していく仕組みづくりを進めている団体であること②白石区のインフォーマルサービスをまとめた「みんなのくらしお役立ち手帳(白石区版)」についてのご紹介③見守りネットワーク推進事業の取り組み、地域のボランティア活動(個人・団体)、福祉のまち推進センター(地区レベル)・福祉推進委員会(町内会レベル)の実際の活動紹介がありました。特徴的な地区の取り組みのご紹介とともに地域差もあることが説明されました。
講師自身もケアマネジャーとしてのご経験もあり、専門職のみなさんへのお願いとして①ご利用者さんを地域に住む「地域の一員」としてのかかわりを持ち続けてほしい、地域から切り離さないことが本人の安心につながること、②個人情報保護法から難しい面もありますが、地域の方へ伝えてよい内容だけでも共有していただくことで地域の自然な見守りや支え合いがうまれまることや支援者に対しての地域からの安心感や信頼感がうまれると思います。
また、情報は生ものですので、ケアマネジャーが知っている情報もうまくまとめて利用者さんや地域に還元できるといいですね、とのお話がありました。
後半はグループワークを行い、①インフォーマルサービスの収集方法や事業所内での共有・管理方法と、②より効果的に地域資源の情報を共有するためにはどのような仕組みがあればよいか?を検討しました。参加者からは福まちのさりげない見守りとは?などの質問や見守りネットワーク事業に加入している企業に対して、(個人情報保護法の壁はありますが)ケアマネジャーが関わっていますよともっと気軽に見守りの中での情報共有ができるとよい等のご意見がありました。

